冬の夜のために。

何年か前まで、人工的な明かりよりも、月の明かりやキャンドルの灯の方が風情があるようで好きでした。

それがここ数年ガーデンライトの提案率が増えている自分に気が付きました。

LED、ローボルトと使いやすいものが増えてきた事もありますが、事務所の引っ越しをして、外でサロンなどに参加してから冬の庭、夜の庭に対する意識が変わってきたのかもしれません。

今日、事務所を出たところに灯篭型のライトを一つ設置しました。春の庭は美しく、芽吹きの高揚感もあり素晴らしいですが、冬の夜の澄んだ香り?落ち葉の美しさ、ホットワイン片手に・・・四季それぞれに美しさがあるなって今更ながら実感しています。

つくらせていただくお庭でも四季の良さを感じられるような工夫をもっともっと考えられるなって

 

( ー`дー´)キリッ

フェンスであがる空間の価値

庭に限らず、空間としてその場所でできる事を考えた際には「人目」を意識する場所かそうでないかは大きな違いがあります。

以前、アトリエ朴の事務所があった場所は周りが“畑”でした。

今いる場所は、道路から奥まっていて、ほとんど人目を気にすることがなく、時々人が遠くで通るだけで一瞬ドキッとしてしまうくらい静かな場所です。

前の事務所の周りの畑に来ていた人たちももちろん、良い方ばかりでしたが、今と比べると外で過ごす時間に大きな差があります。

やはりプライベート空間になることで、ノートパソコンで外で仕事をする気になったり、空間としてまるで違う場所になるんです。

なので、お庭の場合も、ご近所さんが良い方かどうかではなくて、プライベート空間かどうか?で大きく価値や役割がかわってきます。

庭を作る要素として、フェンスや目隠しとなる樹木の役割は大きいと思います。また、写真のように、フェンスで背景を整理することで、樹木の枝ぶりや、葉の形まで浮かび上がって木の魅力が増す感じがあります。

先日伺ったお客様のお庭では、フェンスやテラス、アプローチもつくらせていただきました。アプローチはモダンな印象を少し強くするために、いつもとは違うレンガの並べ方となっています。並べ方ひとつでも表情は変わりますね!

素敵なオールドトラクター

先日オールドトラクターを買いました。今はないメーカーのトラクターですが、ちゃんとエンジンもかかるんです。15馬力。

もし持て余した土地があって、ナチュラルガーデンを作るなら、最初にオールドトラクターを買うことをお勧めします。土をうなる事はとても大事だし、乗ると「俺、今働いてる!」って感じが気持ちいいし、庭ができてきたら無造作にこいつが停まっているといると、素晴らしく絵になるではないですか!

できればイネ科の植物の隣に停めてほしい。。。

風が吹けば桶屋が儲かる

自分の勝手な予想だけど、今、うどんとか出前の店屋物業界は少しだけ伸びているのではないでしょうか?だって連日将棋の藤井さんが何を頼んだ、それはこんなメニューだってやっているじゃないですか?自分も「うわーキムチうどん食いてー」とかなりましたもん。

したい話は、塾の話なのですが、仙台にとても面白い塾があって、そこのWEB上にメゾン木陰というものがあって、ひょんなことから私もそこの住人になっていて、月に一度ひらめきのタネという雑談で短いコラムを書かせていただいております。

メゾン木陰のオーナー永井さんからコラムに対するアンサーをもらったり、なんか楽しんでいるのですが、藤井さんの活躍で、店屋物が売れるのを見ていると、永井さんの塾経営から世の中が良くなるかもって思いました。

塾って勉強や「知識」を教えるところかと思っていたけど、ここは生きる方法、楽しむ方法、思考方法を教えている場所です。しかも塾に通う年代ってちょうどそうゆう事考える時期だし学校の先生の言葉よりも塾の先生の言葉ってまた違う染み込み方するし。

なんせ、メゾン木陰っていう色々な世界で実際に働いている人たちのコラムを塾のWEBに費用もかけて載せようっていう発想はすごい事だと思います。もしかしたら考え方次第でどんな場所からも世界は良くできるのかもしれないって、思いました。自分もすでに考え方変えられている1人かもしれません(^.^)

http://clue-tegakari.com/

 

 

「対照の調和」

自分の周りには、ボリュームある仕事を多数同時に行っていたり、ものすごく忙しそうだけど、どうやって仕事しているんだろう??って人が先輩にも身近にも結構います。

でも、そんな方々は決まって「忙しい」って言わないんです。そして表情も話し方もゆとりがあるんです。これは、人生のコツだと思い、今年に入って真似をすることにしました。

そしたらこれが結構いいみたい!スケジュールはピシッとうまっているけど忙しくはない。みたいな。

前置きがだいぶ長いですが、何を言いたいかっていうと最近、ガーデナー養成講座とか、E&Gアカデミーの授業とか、セミナーとか続いていて資料作りに使っている時間が凄く多いんですね、そんで、なんとなくわかっているという事と説明するってずいぶん違うので、なんとなくを説明できるレベルに言葉や解釈など確認しながら調べながら行っています。色の話をするための資料を作っていて、補色の組み合わせを説明する言葉として「対照の調和」という言葉を知りました。この「対照の調和」がすごく最近気になっているんです。あらゆるシーンで。

ようは、色は近似色とかトーンとかルールをつくると「調和」するってのは良くわかるけど反対色も「調和」するっていうんです。自分の中の解釈では今まで反対色は目立つからコントラストで綺麗にアクセントになるのかと思っていたけど「調和」っていうんです。

1割腑に落ちていない部分も残るけど9割納得しました。そうなると、要は調和するコントラストと調和しないコントラストがあるって意味で、美は「調和の美」が基本なのかもしれない。

そうすると、タイトルからコントラストを強く感じる「美女と野獣」あれも実は調和だな。なまはんかに、「美女とさえない男」だと調和しないけど、「美女と野獣」だから調和するのであって、、、月とすっぽんも、部屋とワイシャツと私も実は・・・・

庭で何をするか?

 

シンプルに、割り切ったつくり。

お庭は室内のように、部屋ごとの性格がはっきりしておらず、住む人の価値観で「良い」「悪い」「好き」「嫌い」が決まる自由な空間だと思う。

ゴルフの練習場が最高の空間と思う人もいれば、ペットのための空間だったり、野菜を育てる空間だったり、リビングから絵画を見るような景色が欲しかったり。

お花を楽しみたいとか、色々やりたい事はあると思うけど、すごくお庭が広くない場合は、あれもこれもと詰め込まずに、機能を、使い方をシンプルに考えた方が、良い空間は作りやすいと思う。テーマがいくつもあるよりも、少ない方がベクトルが揃って空間としては良くなるように思う。

でも、お庭って一戸建てを買ってはじめて付き合う空間だからこそ、自分がどう使いたいか、どう使いそうか見極めるのが難しくてシンプルにするのが難しいんですよね。

自分は仕事で色んなお庭を作っているから良いアドバイスができそうだけど、この部分は難しい。。。だって、ほとんどの場合はじめて会う方だから、「○○様はきっと菜園作っても2年で飽きちゃいますよ」とか、「○○様ならきっと広くても芝生の管理できると思います!」なんて想像で言えないですからね。

ゲラニウム パールグレイ

先日はメンテに行った際に玄関脇のコンテナに寄せ植え作ってきましたが、素敵な色の花も植えました。実物は写真よりも「水色灰色」みたいな・・・もっときれいに見えました。花でグレイって渋いっすね(#^.^#)

人として。

先日JAG(ジャパンガーデンデザイナーズ協会)の総会があり、帰りの電車でショルダーバッグのストラップがずれた時に、つけていた協会のバッジを落としてしまったらしい。近くにいた高校生ぐらい?の女の子が落としましたか?って言って拾ってくれた時にはじめて気づいたんです。でも、「落としましたか?」って渡してくれた時に自分はとっさに「すみません」と言って受け取ってしまった。実はバッジは失くしたのをこの日に改めて購入した大切なもので本当に助かったのです。どう考えても「ありがとう」って言うところなのに、自分はいつも「すみません」って言ってしまう。このあと、辺りを見渡して、バッジの後ろのストッパーも転がっているのを見つけられて本当にありがたかったのに、「すみません」じゃないよなあ。「ありがとう」だよなあ。言われた方も、良いことしたのにおじさんに、「すみません」って言われたくないよな。ちょっとしたことのようで、自分に対する自信の無さとかクリアして人として成長しないと「ありがとう」ってとっさに言えない気がして、ちょっとした事のようで、自分にとっては大きな事に感じる。とっさに「ありがとう。」って言葉をちゃんと使える人になりたい。本当に。

国際バラとガーデニングショウ”注目の的”

実物はもっとリアルな炎

いよいよ本日より19回国際バラとガーデニングショウがスタートしました。今回も制作過程を披露する”ライブガーデン”を担当させていただいておりますので、有福は一生懸命ライブトークを行っております。一回20分を1日3回というスケジュールです。庭が未完成と言う理由もあり?とにかく注目の的にいるのは写真の炎!もちろん、ドームで火は使えるはずもなく究極的に安全な「炎」です。写真ではわかりにくいですが揺らぎからなにから本物そっくり。しかしながら特殊なミストに光を当てて炎に見せている優れもの。この炎の揺らぎや、パチパチといった音には、人を素直にさせる効果があり、火を囲んでの会話はいつもより素直に、いつもより心をすっと開いた会話になります。とにかく良く聞かれたので、この場でご紹介。

あれは→ ディンプレックス ←という会社のoputi-mystという商品になります。レストランや商業施設でも使えそうだし、見た方のアイディア次第で様々な使い方ができそう!

下地の準備中

今回のガーデニングショウの作品に関しては、14日に完成なので、お見せできる部分がほとんどなく。。。。

完成したら詳しくご紹介させていただきます!写真は制作準備中です。12~14は来場者の多い時期なので、中途半端な姿を見てこれで完成と思われてしまうのが大変苦しい想いで、「完成した姿を見て!!」と強く思ってしまうのでした。ブログではアップするので、14日までにご来場の皆さま、ぜひまた覗いてやって下さいね^^

ガーデンショー乗り込み4日前

所沢の西武ドームで行われる「国際バラとガーデニングショウ」今年もあと4日で乗込みといういうところまで来ました。はじめてガーデンコンテストに挑戦したのが2005年でした。今年作る作品で、西武ドームだけでも10回目の展示作品となります。このガーデンコンテストの展示作品というのはパース・図面・創作意図による一次審査を通過してはじめてドームに制作できるようになります。何回も挑戦してきてわかる事は、最初の頃は1次審査を通過して作れる事が嬉しくて、とにかく好きな事をやっていた「コンテスト展示初期」です。この時期のメリットは、色んな想いや特技を持った人と出逢えること、施主のいない中で白紙から考える作品は、自分のやりたい事、好きなテイスト、好きな植栽、どこにこだわっているのか?など自分探しにつながるといった事に大きな意味がある時期だと思います。

初期のつくりたいように作った作品

3~5回出ると、自分の好みや得意な事がだいぶ見えてきて、自分にできない事、自分のキャパを広げる事に挑戦したい時もあれば、逆にとことん自分の得意な事を徹底したい時もあり、はたまた「賞」を狙う作品を作りたくなってくる時もあります。この辺りが、「この3つのうちどれなのか?」冷静に決めていないとこの3つの基準でぶれまくる事になります。また、この時期は間違える事が大きな意味を持っている時期のような気がします。

中期の狙いが何か、ぶれた作品

↑ 写真の作品の時は、自分を追求したいし、大賞も狙いたいから花もいっぱい植えたい…など判断基準がぶれまくっていて肩に力が入りすぎた作品。あぶ、はち、ぶよまで狙ったかのよう!

肩の力を抜いて自分探しができた作品

ようやく肩の力が抜けて自分の好きな事で良いもの作ろうと、割切れた作品。この時期はシンプルに自分のポートフォリオとして、一番見せたい作品は「コレです」と言えるような作品をつくろうと、整理ができた時期です。

そして、今日は何が今年の目標か、改めて考えた時に、中途半端な業界への想いと、新たな挑戦をしたい想いとぶれている事に気が付き、4日前にして作品に対してとめどなく不安が溢れてきました。今回は作品よりも企画が大切だから、作業の見せ方やトークを頑張ろうという想いでしたが、だんだん、新しい事に挑戦したくなったり、最近セミナーでお話しする機会もちらほらもらえて、「良い作品を作る人の言葉しか聞きたくないだろうなあ」と本質に気づいてしまい、焦りや不安が一気に襲ってきました。進めている準備も中身がないのに詰め込み過ぎ感が出ているなあ…とか4日前の11:55分運転中に不安が一気に襲ってきました・・・でももう目の前を頑張るしかないです。今日は眠れないかも。まさに、ガーデンショウにおける作品作りの気持ちの第四段階に入った気分です。

(植物が)(殺す)

おもてのようす

ここ数日出勤するとまず、森のテラスで5分ほどかけてコーヒーを飲みます。忙しくても木々に呼び寄せられているかのように、階段をとことこ上がり、椅子に座って「ふぁ~。。」ってなります。

そして、今はデスクワークも多いので昼とか事務所のドアを開けて外にでると、真剣に「なんだここは?!!」って思います。空気?なんか気が凄いんです。この時期は本当にぞくっとするぐらい違います。

大変衝撃的なタイトルにしてみましたが、言いたい事は、恐くなくて、この季節に植物が菌や細菌などから守るために、周囲の悪い?生物を殺すために出す物質「フィトンチッド」のお話です。この言葉がどうやらタイトルの意味らしいのですが、自己防衛のために植物が作り上げたこの物質は、消臭や浄化の効果があると言われ、科学的にも人体に有益とされています。脳内のα波の発生を促し精神を安定させます。こうゆうのって、言葉で聞くといまいちわかりませんが、今ここに来たら肌で感じると思います。本当にすごい!

でもいつもこれをお客様に伝えようとすると・・・・フィトンチッドだったか、チトンフィッドだったかわからなくなってしまい、切り出せないんです。(;・∀・)

“美しさ”の種類と狙い

“調和の美”と”群集美”

お客様のお庭を作るときも、ショーガーデンを作るときも、1㎡の植栽を行うときも同じことが言えると思うのですが、なんとなくよりも狙いをしっかりと持った方がうまく行くと思います。

狙いというのは”美しさ”への狙いです。これは、プロだと、経験が多いので、「考えなくても素敵な空間が作れる」という方も多いのが実際です。逆に言うとプロでも意識していない場合が多いです。美しさの狙いとは例えば、写真の植栽は”調和の美”という美しさが感じられます。つまり、仮にもうひと品種植えて、調和の美しさを表現しようと思ったら近似色やトーンを合わせていきます。

そもそも、美しさというのは個人の感覚というやっかいな部分もありますが、ほぼほぼ共有できる美しさの表現があり、それは長い時間をかけて自然と言葉になっているものも多く、例えば「群集美」例えば「形式美」「機能美」「造形美」「自然美」「健康美」・・・・わかりやすいところだと写真の「調和美」下の写真の「対比の美」。

背景の濃い常緑の緑に白樺の幹が”対比の美”

普段の花壇は、なんとなくお店で「光っている子」達を買ってきて植えてしまう事も多いかもしれません。でも、美しさを狙おう!と思う事で、事前に考えて、群集美を出そうと思えば割合として、全体の6~7割を一つの種類で植えようと狙えるし、庭づくりの躯体には、足し算をしないでシンプルに役割だけを考えた「機能美」を狙う事も可能です。

庭の美しさの・・・「○○美」を想像しながら計画を進めると美しさ、完成度があがると思います。^^何より、色んな美しさを知っている方こそ色んな表現がしたくてぶれてしまいがちですが、狙う事でいさぎよくなれて、空間全体でダイナミックに一つの表現を狙う事もできるので、格好良くなります。 特に植栽の苗や樹木を集める時の使える話かもしれません。

灯篭とガーデンライトの違い

灯篭にはあかりを灯すという「機能」の他にも、植栽の中に異素材だったり、人口の直線だったりと植物とのコントラストを付け、アクセントになるという意味があると思います。

アクセントになるという事は格好良ければフォーカルポイントにもなるわけで、昔からの造園の手法にも灯篭に対して背景を作る「控え」の木を植える事や、灯篭を一目瞭然にしない「障り」の木を植える事などテクニックとしてむかーしから使われています。

あえて枝の揺れる細い木を障りとして植えるのは、火障りとして「影」を楽しむテクニックだそうです。

でも最近のガーデンライトはLEDで使いやすさや安全性、経済性が格段にアップしましたが、アップライト等主流であかりとしての「機能」に特化したものが多く、植栽のアクセントやフォーカルポイントとしては使えないものが多いです。

建物が洋風化してきてはいますが、築山庭造伝等に記される日本のテクニックは今も昔も共通したものが多いので文化としても残していきたいですね・・・・

って大層なごたくを並べながら作った灯篭風のガーデンライト。いや、本当にライト自体の機能がどんどん良くなっているので、積極的にライトの飾り方追求していきたいです^^