無鄰菴は山縣有朋の別邸で、七代目小川治兵衛によって作庭された琵琶湖疏水の水を引き込んだ軽快な流れを有する庭です。先日はJAG理事会も兼ねてこちらの二階を借りて、座談会を行いました。テーマはメンバーの一押しプランツです。キャリアの長いデザイナー達はどんな植物に思い入れを持っているのか興味深い座談会でした。
そんなこんなで気になる、ガーデンデザイナー一押しプランツとは何が挙げられたのでしょうか・・・いくつかご紹介。
①カクレミノ・・・大きく育った姿は小さな北西側の目隠しの木とは思えない素敵な姿。
②オミナエシ・・・フジバカマなどと共に日本の気候にあったもの、こうゆうものを素敵に使うのが一番いい。
③利休梅・・・・日陰でも咲く白い花。これも昔の方が良く使われた木かな。
④山採りドウダンツツジ・・・硬い刈込を想像しやすいが、自然な姿は妖艶で美しいと。
⑤アブラナ科全般・・・・色味、強健さ、素敵なものが多い!
などなど、抜粋ですが色々植えて経験しているメンバーだからこそ出てくる言葉。やわらかい座談会、でも語り口は熱い。勉強にもなる良い時間でした。最近JAGでは高尚な話もありながら、リアルな話も多く、本当に勉強になります。メンバーの経験を座談会で共有できるってデザイナーとして成長するために大きな意味がありますね。
翌日は蓮華寺や、詩仙堂などを巡り、上の写真、下の写真の場所で強いときめきも覚えました( ゚Д゚)
なんというか、作りこまれているし、要素が多いのに、時間という共通のもので包まれている事も大きいと思うし、素材選びもあると思うけど、とにかく調和している!
美しい!