一般にサルスベリというと、さるでも滑るという幹肌と、樹木なのに花期が長い事、そして「強剪定に耐える」という事が良く知られています。そして、①強剪定に耐える②春からの新梢に花が咲く この頼もしさゆえに、、、庭の中では冬に強い剪定をされ管理される事がほとんどです。だいたい切るところが決まっていて、あまり考えなくてもすぐ剪定ができて、サイズ管理も計算できるとなると多くの場合、「こぶになっているところで切り戻す」という剪定になります。その姿は、風情を感じる姿ではない事がほとんどで、嫌いな樹木にサルスベリをあげる方も少なくありません。
でもね、自然樹形で、本来のサイズに育ったサルスベリ美しいんですよ!(写真見て。冬の姿だけど)これで花も長く咲く。緑もきれい。うどん粉病がたまに出るけど幹も素敵だから、総合的に良い木だと思います。「西の魔女が死んだ」を書かれた梨木果歩さんの小説に「家守忌憚」という本があり、サルスベリが主人公に“恋”をするんです。素敵な切口。この話の影響もあって、自分はサルスベリが好きなのかもしれません。この大きなサルスベリを何本も持っている生産者さんいますので、植えたい方はお声がけください。