Eテレ・趣味の園芸 ~解決ガーデンマスター~

奥にいるのは“ナビゲーター三上君!”

昨日、Eテレ、趣味の園芸の解決ガーデンマスター収録が行われました。感想は・・・とにかく“ほっ”としました。今年インフルエンザにかかっていない事が、ちょうど収録日に来るんじゃね??みたいな嫌な予感があったのと、実際3日程前から口内炎ができはじめたり、身体がぎしぎしと風邪の前兆になっていたのでびくびくしていましたが、とりあえず無事に終わってホッとしました。

今回の依頼者は和モダンの庭にしたいというお話で、あるものを利用したりしながら植栽とフェンスでリガーデンした感じです。私は、国のテイストにこだわりをあまり持たずに庭を考える事が多いので、その部分で表現の難しさは感じました。例えば、モミジを使ったから和の庭とか、バラを使ったからイングリッシュガーデンという話も違うし、園芸、植物の番組で短い言葉で精神論を話す事も求められていないのはわかっていて、これは今回の依頼者や、視聴者が空間を見てどう感じていただけるかがある意味全てだなあ・・・と。

もう一つ大切な事は予算への考え方。お庭づくりを生業にしているけど、DIYでお庭をつくる人の事を大好きな私は、趣味の園芸のスタンスが好きです。今回番組内で紹介される予算は確か、18万ぐらいです。でも、この価格の中に人件費は含まれていません。本当の「材料費」です。実際にご依頼者の方がご自身でも植えたり、DIYの価格です。前準備部分として、木材のカットや防腐剤の塗布、カンナがけなどスタッフが正月休み返上で番組のDIYサポートとして、じっくり進めてくれました。ライトの制作などもいわゆる鉄の値段。なので、仕事であれば通常この辺りの現場以外の加工代も全て必要になります。でも、逆に言えばDIYでお庭をつくろうと思えば、全て自分で行うと番組のような感じで材料代と自分の身体でお庭づくり可能です!伝えたい事の一つとして、①既製品を使うと選択肢が多く想像もしやすく、きれいにいく。②木材や、石といった「素材」から手をかけてつくると材料費は抑えられて、自分で色々細かいところにこだわれる。③あるものを使うとコストが抑えられてアイディアやオリジナリティが出やすい。などなど、それぞれにメリットがあります。今回の収録は②と③のミックスのような考え方でした。

プロに頼んでも、ハーフビルドでも、全て自分で作ってもいいから番組きっかけでお庭を楽しむ人が1人でも増えてくれたら今回の仕事行った意味があるなあ。。。と嬉しく思えます。

余談ですが、三上君の好青年ぶりも、仕事への取り組み方も、相変わらずお世辞抜きでリスペクトです。はじめて逢った弊社スタッフも、すっかり魅了されていたみたい!?

変更後のお庭