Post&Rail

うらやましい借景

ポスト&レールって意外と聞きなれない言葉ですよね?ポストは“柱”で、レールは“横桟”みたいな感じでしょうか。フェンス程がっつり面をカバーしないシンプルな物。洋書などでは良く出てくる物なんです。どんな時に使うかというと・・・圧迫感を出したくない時、目隠しをしないで場を良い意味で共有した雰囲気を出しながら、最低限のプライバシーラインをそっと主張しておく時。先日作らせていただいた土留めとポスト&レール。縦の樹木の借景にそっと横のラインが入る事で隣の土地の見え方まで良くなりました。それにしてもこの借景は羨ましい。ワイルドフラワーのタネ蒔きたいですね。

テクスチャと、素材はこんな感じ

 

ポスト&レールはたまーに使っています。ちなみに、カントリーテイストの牧場柵みたいなのもポスト&レールのつくりが多いですよね。あれは、100Mとか境界が長すぎて、まともに作ったらえらいコストかかるから、抜いたつくりにする。コスト面ももちろんメリットありますね。

右手前もポスト&レール

今日、最後の放送のあった趣味の園芸の解決ガーデンマスターでもこの通り、右の手前にさらりと入れる事で、さりげなく「ここから先はプライベートゾーン」みたいな主張をしています。でも同時に、樹木や草の縦ラインとポスト&レールの横のラインが良い絡みを見せてくれるんですよね。太さや、材質などでも表情はかわりますね。