E&Gアカデミー

実のなる停留所

先日の日比谷ガーデニングショーの写真をちゃんと撮れていなかったなぁ・・・と思っていましたが、一眼レフで撮影した生徒からきれいな写真をもらえたので、ポートフォリオ的にアップさせていただきます。

目を引くブルーの建物に合わせたコスモス“イエローキャンパス”

今の自分を作っているのは過去の自分なわけで、歩んできた道が大きく影響します。私は自分のセンスを磨くために過去10回以上ガーデンコンテストに参加して、来場者の生の声を「教え」として、自分が良いと思う空間と、様々な好みの方々の良いと思う空間を擦り合わせて、自分の中に判断する物差しを作ってきました。そんなわけで、E&Gアカデミーから、実習授業の講師として依頼を受け、過去3年間、指導という仕事もさせていただいてきました。

丸形ペイビングもオリジナル制作

業界の話でいうと、高校を卒業した時点で、「自分は造園がしたい、ガーデンデザイン、エクステリアデザインを学びたい」という学生はまれで、ほとんどの学生はまず大学に入る時代です。生徒は高卒が減り、社会に出て色々見てから、この業界を目指す人が増えています。全体的にはMax60名だった生徒も今は15人程の小さな学校です。ただし、レベルは高いです。一年で、本当にこれは生徒のプラン??という驚きの成長を見せます。

地域コミュニティがテーマの停留所

教えるという事は、間違ってはいけないので、今まで知っているつもりの知識をもう一度確認する必要があります。改めて自分の勉強になりました。

そりゃあ真剣風にもなります

小さな空間ですが、色調、形、植栽選び、建物と樹木の関係、高さ関係、躯体のテクスチャなど、様々な要素が複雑に絡み合い、計画時の狙いと実際に製作した時のズレなど様々勉強になります。また、複数で一つの作品を作る難しさと面白さ、生徒同士はもちろん、先生同士でさえ熱い議論なしには進めません。

この地域をどんなふうに想像したか?小物での表現

今回、見事に生徒は、3×2Mの空間ではなくある地域の「まちの姿」をデザインしたと思っています。おそらくここが評価されていただけたトップの大臣賞。

不自然なI miss you

作品が仕上がったときに、誰とも言わず書いたI miss you 。これは実は、一番最初のコンセプトワークの時に、出た「貴方がいないと私は寂しい」という幻のコンセプトを英語にしたもの。(生徒の中には昨年まで中学で英語を教えていた先生もいます。)この落書きは内輪ネタになってしまいますが、こうゆうのは、この作品が誰か一人の作品ではなく生徒一丸でつくったという証拠。この作品になるまでに、積み上げた様々なアイディアがあって、そこから引かれてこれができているという証みたいな気持ちを皆がノリで書いたもの。こうゆうのは大切だと思います。

笑顔が弾けた! 大賞受賞の貴重な瞬間写真
(オマケ)大臣賞で生徒は全員、テレビ出演も果たしました

みんな本当におめでとう!