久しぶりの金沢

兼六園の雪吊ライトアップ

先日、JAG(ジャパンガーデンデザイナーズ協会)で金沢へ行ってきました。ここでは「私のひと工夫」として、それぞれデザイナーが良く見えるように、コストダウンできるようになど様々な思いから思いついた“ひとくふう”を発表しあいます。今回も会長のひと工夫や、東京のど真ん中で事務所を構えてモダンデザインとして新しい目隠しのあり方など工夫している庭衆の早野さんの話など有意義に聞かせていただきました。(金沢まで来た甲斐があった)

残念ながら雪はなかったけど、兼六園の夜の雪吊なども見る事ができました。機能美って普通は余剰を取り除いたシンプルさから生まれるインダストリアル的な美しさになりますが、雪吊に関しては機能を求めたら、形状まで超美しかったという、レアなケースだと思います。最近の金沢はだいぶ雪が降らなくなっているようで、実際には機能よりも景観づくりの要素も多いようです。

Googleさんが解析してくれるのですが、このブログは同業者の方も良く見てくださっているようです。なので、同業の方で若い方がいたら一言アドバイスさせてください。

この業界は、個人経営や会社登記していても小人数が多い業界なので、知識や経験の継承が行いずらく、それが理由かわからないけど先輩方は社内とか社外とか関係なく親切に色々教えてくれる方が本当に多い業界です。ただ、出逢わなければ何も教わる事はできません。庭園協会や造園連、私の入っているJAGなどどこの会でも良いので、ぜひ入って積極的に先輩方と出逢い、話を聞いて下さい。社外のつながりが増える事は自分自身のためにもなるし、知識を受け継ぐ事ができれば社会のためにもなる事だと思います。私も人づきあいが得意な方ではなかったので、ただ参加して横に座って、理解できない話を聞いているだけでした。それでも参加し続ける事で多くを学べたと思います。今回の「わたしのひと工夫」みたいな話の中にもリアルに使えるアイディアたくさんあるし、知識が増えるという事は、結局依頼してくださるお客様のためにもなる事だと思います。多くの先輩に出会い、たくさん話を聞いて行けたら、考え方の幅が広がるかなって思うので、ぜひまだどこにも所属していない方は業界の“集まり”に参加してみてください。問い合わせするだけで、OK。あとは皆親切ですよ。たぶん。