植物の方がずっと長く地球上に存在していて、
植物の方がうまく地球と付き合っている。
ある意味、レオナルドダビンチより数学、物理、アートと多岐に渡り優れていて、最も効果的な葉の展開方法まで、計算しつくしている。
彼ら(彼女)はこれほど優れているのに、急激な進化や、変化、他の動物などへの攻撃を最小限にとどめているのはなぜだろう。
きっと、急激な進化や変化、攻撃がもたらすものまでわかっているからかもしれない。
自然崇拝を語りたいわけでもないけど、機能などの価値とともに、美しさの価値をデザイナーとして考えた時も植物にはなかなか敵わないなって。
もし自分がプロダクトデザインをしていたとしたら、植物に寄せていくデザインばかりになりそうな気がする。
そんな中、自分の行っている植物を使った空間デザインって考えようによっては凄く特殊で、植物に寄せるもなにも、“植物”を扱える。逆に言うと、扱わなくてはいけないというこわささえ覚える。
まるで、尊敬する師匠に指示しなければいけないようなこわさ。
うわべだけじゃ無くてちゃんと植物の声を聞けるようなデザイナーになりたい。