Rose Chinensis var. Vilridiflora

“グリーンローズ”

植物の主たる目的は種の繁栄。

でも、この子は花を咲かせて種をつくる事よりも自らの成長に全ての力を注ぎこむべく?花でまで光合成をしようとしている。

極めて貪欲。

結果、個性ある姿が人気で、自ら種をつくらずとも、人々が栄養繁殖させて種の繁栄ならぬ個の繁栄を実現させている。

革命児のようなバラ。

葉のような花は控えめで派手好きの人からは認めてもらえないけど、冬に赤く色づく姿は、虚を突かれる。

生き方まで含めると一番美しいバラなのかもしれない。雌しべ、雄しべを退化させたアバンギャルドなバラである。

ようは、お勧めのバラです!

植物の方が優れていると思う

地球もきれいな球体ではないらしいです(バオバブの実)

植物の方がずっと長く地球上に存在していて、

植物の方がうまく地球と付き合っている。

黄金比の説明にも良く出てくるシダの芽出し

ある意味、レオナルドダビンチより数学、物理、アートと多岐に渡り優れていて、最も効果的な葉の展開方法まで、計算しつくしている。

彼ら(彼女)はこれほど優れているのに、急激な進化や、変化、他の動物などへの攻撃を最小限にとどめているのはなぜだろう。

美しすぎる斑入りバナナ

きっと、急激な進化や変化、攻撃がもたらすものまでわかっているからかもしれない。

自然崇拝を語りたいわけでもないけど、機能などの価値とともに、美しさの価値をデザイナーとして考えた時も植物にはなかなか敵わないなって。

もし自分がプロダクトデザインをしていたとしたら、植物に寄せていくデザインばかりになりそうな気がする。

そんな中、自分の行っている植物を使った空間デザインって考えようによっては凄く特殊で、植物に寄せるもなにも、“植物”を扱える。逆に言うと、扱わなくてはいけないというこわささえ覚える。

まるで、尊敬する師匠に指示しなければいけないようなこわさ。

うわべだけじゃ無くてちゃんと植物の声を聞けるようなデザイナーになりたい。

初夏の滝山ナチュラルガーデン

今年はバンプトン手前のリアトリスが良い感じになってきた

梅雨の晴れ間はナチュラルガーデンの植物達もイキイキしています。本日はお庭造りの植込みの前に、八王子ボランティアガーデンの方々ともお逢いできました。定例の作業日以外にも草取りをして下さっているボランティアさん達もいるようで、季節のわりに雑草が少なめです。嬉しいです!でも熱中症には気を付けてくださいね。

背景がマウンテンミントで手前がロシアンセージ、間にパニカムチョコラータ。

フォルム的には線と点のような、落ち着きが足りない?エリアですが、色はマウンテンミントの白っぽい芽に、チョコラータの黒がちょうど良い量で効いています。

人が居る方が景色が良い感じになる。服装も調和してますね!

私は寂しがりやだからか?ガーデンに人が居る時の景色が好きです。まだまだ若い庭ですが、皆の愛情で少しづつ良くなっていくガーデンだと確信しています。

コンクリートもフォルム変えるとソフトなイメージに近づきます

午後は80km程移動して、個人邸のお庭づくりへ合流します。重く埋めたいイメージのコンクリートを、フォルムを変えて、やや丸みを持たせてソフトな方に寄せたアプローチです。バーミキュライトなどを混ぜて土を塗る“ソイルコンクリート”の時に使っていた手法を今回はコンクリートのみで行っています。

※お伺いをお待ちいただいている皆様、雨で思うように伺えていなくてすみません。今週末からも、雨が続くようで予定が立てづらくなっています。 m(__)m

Polygonatum sp. (トキワナルコユリ)

厚手で艶のある葉が特徴

昔は日陰の植栽を考える際、品種を多く植える事が喜びでした。バラエティに富んだ植栽は、コレクション的で植物を覚えたり、お気に入りを見つけられる楽しみもあるからです。

でも、最近は品種はある程度絞って植える事が多いです。一番は管理の面ですが、他にも落ち着く雰囲気をつくりやすかったり、アトリエ朴としても、時代の傾向としても、ナチュラルモダンに行きついて来ている感はあります。

選び方は、手間がかかりにくく、美しい組合せのしやすい植物。→引き算の記事←じゃないけど、品種を絞るという事は、実際に植える3~4品種を選択する作業はかなり重要だし、大変な作業です。そんな中、家の側面に作った日陰のアプローチ等で植える場合の候補としてお勧めの植物のひとつがこの“トキワナルコユリ”です。

フッキソウ、ヤブコウジ、リョウメンシダ、ヤブラン、クリスマスローズ、ホスタ(品種が重要)、アジュガ、、、、

色々ある日陰の優秀な子の中からベースとして植える植物をひとつ決めて、全体の約6割、組合せの美しい植物をひとつ決めて、アソートとして約3割、アクセントとしてシダ等、形の大きく異なる美しい物を1割等、決めていきます。5:3:1:1で最後に線の植物を入れる事も多いです。そんな3~4種類だと比較的管理が楽で美しくなりやすい。

でも、緑中心の植栽の場合は、低木があって、下草に種類があって・・・と作っても、色が散らかりにくいから50種植えちゃいけないってわけではないですよ。 

最初に上記ぐらいで計画しておくと、少し変化をつけて植え足していってもごちゃごちゃにはなりにくいから、上手くいきやすいひとつのロジックとしてのご紹介です。

株基フェチとしては放っておけない

“トキワ”と名が付くからにはもちろん、常緑多年草。葉だけだと気づかなくても、この格好良い根元を見れば、ちゃんとアマドコロの仲間だって気づきます。中国原産の植物のようです。昔はすごく高かったイメージありますが、昔よりは安くなってきました。結構な日陰でもしっかり耐えるからそんな環境ならぜひ取り入れてみてください。

環境は心を変える〜ハウススタジオ編~

ここなら勉強する!

今日は撮影のため、“ハウススタジオ”に訪れました。基本的に生活する場所では無いというアドバンテージはあるものの、環境の良さに自然とテンションは上がります。なんとなくは知っていたけど、料金が発生して撮影のために空間を貸すというハウススタジオに来たのは初めての体験です。

空間をつくる事を仕事としていますが、素敵な空間をつくって、そこにちゃんと価値があれば、そのスペースのレンタルが仕事になるという事を肌で感じ、つくっては一週間で壊すガーデンショーというイベントに多くかかわってきた私はなんとなくそわそわしてしまいます。

(はたして今までの労力の使い方は合っていたのだろうか・・・)

ここならちゃんと本読む!

もちろん、今までのことにも意味があったと思っているし、スタジオという仕事をしようと思ったわけではありません。

でも、今まで考えて来なかった空間づくり、利用方法の今までとは違う方向性も可能性として感じる事が出来ました。

それとともに、整理され、調和した、ゆとりある気持ちよさそうな空間を見るとここなら仕事はかどりそうだなぁ・・とか、すごくプラスの気持ちになり、事務所環境や、住環境ってものすごく大切だと改めて芯の部分に振り替える事ができた気持ちです。

労働環境を気持ち良くするとかって、目先の事に優先順位を置きすぎるとなかなか実践できなくて、ずっとないがしろになる。でも、何年も先をしっかり考えながら行動できる人は必ず実践している事のように感じます。お客様をお待たせしながらこうゆうのもなんだけど、明日、一週間後、一か月後、一年後、五年後とバランスよく考える事もたいせつだなぁ。

今の事務所はここに負けない良い環境だけど、もっと広い意味でも環境をもっと良くしてもっと良い心に変えていく事も考えよう。

あっ今の事務所の環境で、ひとつ問題がありました。先日、事務所の小さな冷蔵庫に霜が付くので、えいやって、小さいバールで霜削っていたら、穴空いたらしく〝プシューーー〟ってガスが抜けました。Google先生に聞いてみるともう修理不能な壊し方。多くの人がやってしまう悲しい失敗。。。らしいです。これから暑くなって飲み物重要だから早く環境を整えねば!

ここならちゃんとガーデニングする! あれ?

とにもかくにも、今日はハウススタジオでお仕事できて本当に良かった!

北アフリカより届いた鳥かごで

チュニジアやモロッコの鳥かご?

現在アトリエ朴限定ではあるものの、鳥かごライトが静かなブームです。3年前に西武ドームのイベントでパリをテーマに作品を依頼された際に、いつも良いタイミングで会話をしてくれてアドバイスをくれるOさんの「パリ」からのイメージで鳥かごをたくさん置いて、その時から鳥かごの持つ愛らしさや独特の存在感に惹かれていきました。

もしかしたら、ここなら鳥かご似合うかも?っていう時だけ提案させていただいたりしてきましたが、実際のお庭でもライトとして使わせていただいてきました。

そして、今つくらせていただいているお庭ではお施主様の発想のもと、素敵なテイストで作らせていただいていて、なんとライトはお施主様取り寄せで、北アフリカ方面の鳥かごを使用させていただいております。ライトを仕込んだり枠をつくったりしていると、これでライトついたら可愛いだろうなあ・・・・って。すでに楽しみで仕方ない。

ちなみに、ブログでも最初はBIRDCAGE LIGHTとか格好つけて呼んでいましたが、自分も含め、気づけばスタッフもいつも「鳥かごライト」って呼んでいるので、あー もう、鳥かごライトって呼びます。アトリエ朴は格好つけるのは無理があるようです。

山採り樹木

人工的な秩序と野趣のコントラストを狙った庭

ホームセンターの観葉植物コーナーを見ると、まるで型にはめて作ったかのようなパキラやユッカを見かけます。もちろんこれも立派な命ある植物で、愛すべき存在なのだけれども、それぞれ生育環境が違えば生まれるはずの“個性”が無い事がもったいなくも感じます。こういった形の揃った観葉植物達と正反対のような個性バリバリが“山採りの樹木”です。

例えば、芽を出した時から隣にある樹木を避けながらうまく光合成できるように枝を伸ばしてきたり。例えば密度で下枝が蒸れて上がってきたり。一人一人違う条件に対応して生きてきた証が樹形となっています。植える場所で昔からそこで育ってきたかのような樹形選びや組合せができれば、林の中に家を建てたように過ごせるかもしれません。

ほとんどの場合、日当たり抜群、水も充分といった環境では育ってきていないので、繊細な柔らかな枝や幹の子が多い事も特徴です。これが女性的な美しさにもつながるし、太い木の多い、日の当たる場所というよりも、緑陰の山中にいるような気持にさせてくれる理由なのかなと思います。

今回はペイビング等の秩序に対して、石や樹の持つ野趣のコントラストを狙ったプランとなっています。

コンテナで楽しむ日常美術

アルバムにかろうじて残っていた昔の寄せ植え達

空間をどの位置から眺めるかという、空間を構成するスケールの話になると、ガーデンを生業にさせていただいている自分にとって寄せ植えはメイン1種類+足元飾り1種類ぐらい、ダイナミックなつくりの方が扱いやすくなります。

今度は“飾る”ではなく“つくる”日常美術という話になると、寄せ植えの魅力はなんといっても、ひと鉢ごとに、世界観を変えて作る事ができるという点です。ガーデンはスッキリとしたナチュラルモダンで作っている人も、時には甘い、ロマンチックな植え込みをしたくなることもあるかもしれません。そんな時ひと鉢で完成させられる“コンテナでの寄せ植え”はちょうどよい日常美術となります。

寄せ植えをつくる事はどんどん少なくなってきていますが、昔作った物の写真が残っているものもいくつかありました。今見ると、2009年の緑中心の寄せ植えが土っぽく作ったコンテナに合っていたし、丸の内に飾るというシチュエーションに対して良かった気がします。同じように見える緑でも全く同じ緑は無いし、葉の形の小さな違いにも気づきやすくなる集め方だと思います。野原に飾ったら通用しない寄せ植えではあります。

半年に一回でも、たとえ小さな世界でもゼロから完成まで計画して組み合わせなど考えながら行う創作活動って凄く良い事だと思います。まして寄せ植えは普通に作品を玄関前などに飾る事ができます。

ちなみに、2015年の作品は今だから言うけど初めて、真冬の新潟で賞金総額100万円の寄せ植えコンテストをやろう!と企画したときに、応募がたくさんあった方が良いと企画者側でありながら出した作品。でもちゃんと、審査員に選ばれたら申告して辞退しようと決めていました。

結果は、いらぬ心配…「箸にも棒にも掛からぬ」でした (汗)

Mori Salon 2019

時間ごとに様々な方が立ち替わりで参加してくれました

アトリエ朴も森の一部を借りて、事務所を置かせてもらっています。そしてこの森ではオーナーである涼仙さんと、仲間たちで毎年春に森サロンを行っています。なんとなくいつの間にかできたコンセプトは学生から大御所までの自由参加。今年は6月1日土曜日に行われ、まさにコンセプト通りに年齢層も様々な方が集まりました。

具体的には時々講師として通っているE&Gアカデミーの卒業生達から、「ガーデンニング」という言葉を作り、30年間業界を支えて来られた雑誌BISESの編集長や、新樹種を日本に取り入れた方、善光寺の改修なども手掛けられている大先輩も多岐にわたってお越しいただき、緑の中でたわいもない話も、夢の話もごちゃまぜで時が流れていく、森サロンならではの不思議な心地よい時間となりました。

スマホの画面を見る時間が増えたり、ガーデニングショーが終わったり、変化していく時代の中で、これから業界の30年を考えた時に自分に何ができるだろうか?今までの時代を強い力と知識で牽引してくださった先輩方とも色々話せただけに、考えずにはいられない1日ともなりました。

色々な特技や技術、知識をもった仲間も大勢いる事も確認できたし、緑のある空間は特別だという事も身をもって確認できたし、一番はこの気持ち良い感じをどうやって、多くの方に伝えていくか・・・かなあ。

Acer palmatum ❛shigitatusawa❜

視線上で石に乗せたモミジ❛鴫立沢❜

葉の一部に入る、白、黄色、紅色等の模様を❛斑❜と呼び、中斑、外斑、縞斑、曙斑等、模様の入り方によって様々な斑の呼び名がありますが、このモミジの模様は斑と呼んでいいのでしょうか?

葉脈にクロロフィルが集合しているような緑のコントラストで、正に美しい江戸切子を見ているかのようです。

この子、本日嫁入りしました

ヤマモミジの系統で、ムクロジ科カエデ属。もしかしたら、このモミジをきっかけに、葉の魅力にとりつかれる方も多いかもしれません。

リフレッシュからのクリエイティブ

八王子ボランティアさん達とのガーデンツアー

昨日は、全国都市緑化はちおうじフェアで共にガーデンをつくり、その後も一緒に活動してくれている方々達と先月に急きょ決まったガーデンツアーに行ってきました。軽井沢レイクガーデンとアンディ&ウイリアムスボタニカルガーデンをみんなで、あーだこーだ言いながらめぐる価値ある一日となりました。

レイクガーデンのナチュラル感とボタニカルガーデンの人工美の部分との対比もわかりやすく、それぞれに色々な美しさに触れて、感想も様々になりこれからのガーデンづくりにとってもより良い一日となった気がします。

レイクガーデンはまだチューリップが咲いている気候で一昨日の雨もあり、すがすがしいという言葉がぴったりの庭の良さ、自然の心地よさを満喫できる2時間となりました。(かなり良かったです!)

今日は石の設置です

ボランティアさん達に機会を用意していただかなければ、普通に仕事をしていたであろう一日ですが、この一日のおかげで、すごく新鮮な気持ちで今日は仕事に迎えました。クリエイティブを仕事とさせてもらえている幸せをかみしめながら現場で過ごす事が出来ました。

きっと自分が味わえる春は残り30回ぐらいでしょうか。30年なんてあっという間という事は経験済みなので、たまたま地球に人として生まれた人生。一春一春を味わう気持ちの余裕はきっと必要ですね。

浜名湖ガーデンパーク15周年

浜名湖ガーデンパークを象徴する風景

名だたる方々に混ぜていただき、花博から15周年の10日連続イベントにゲストとして参加させていただきました。この公園は花博イベントが終わった後も佐原社長、井村ヘッドガーデナー、土岐ガーデナー、スタッフの方々が維持向上に真剣に取り組んで空間と向き合い続けています。アトリエ朴のコンセプトは朴という漢字の人の隣に木がある暮らしの価値を創造するという想いですが、この写真は正面から見るときっと「朴」の漢字そのもの。なんせ気持ち良い空間です。

そして、この先にあるモネの庭、花の美術館はとにかく必見です。ここまでエネルギー溢れる空間をこれまでに見たことがあったでしょうか。。。人生で一度はここを訪れて見て下さい。

大正生まれのお爺ちゃんが3時間かけて逢いに来てくれました!!
大正・昭和・平成・令和・・・もっともっと長生きしてね!

イベントとしてはカフェで語るように来場者と庭を見て語り合うガーデンウォークや実際の庭園内でお話しするフィールドセミナーなどガーデンパークならではのイベントとなりました。

Piece of mind加藤さんのつくったフォトポイントで。

一昨年の八王子、グリーンネックレスを続ける横浜、素敵な公園のある栃木や静岡・・・今は長野で緑化フェア開催中。やる人はたくさんいるから埼玉でも緑に気軽にふれあえる、質の高い空間作りたいです!