植えて一か月後の滝山ナチュラルガーデン

ナチュラルガーデン(道の駅滝山)

先月末に、コミュニティガーデナー(地域ボランティアさん)達と一緒に植えたガーデンの植物の様子を見に行ってきました。植物が枯れる可能性が最も高いのは、植えて一か月と思ってください。環境の代わり端が一番植物へのストレスも大きいし、根も張っていないですからね。

エキナセアの黒芯は残したいような、株に力をつけさせたいような。。。

コミュニティガーデナーの方々の優秀な管理で植物は活き活きしていました。この広いガーデンを考えると、雑草が一番の問題。次回の集まりの際には皆で手を入れるようですね。

アナベルの花柄は茶色いのだけ取ろうか。このあたりも美的感覚の分かれ目。

二週間ぐらい前に見に行ったときはロシアンセージが少しいじけ気味だったけど、かなり回復して良い状態に。こうなってくれば、足したり引いたり移したり。庭いじりが楽しくなってくるところ。でも、ナチュラルガーデンの完成は基本3年目の春。

バーベナ バンプトン

計画マップには主要植物しか入れていないけど、このバーベナバンプトンとか抜群に良い素材だなって^^ ガーデンにおけるフィラフラワー的存在。

白い稲が「雪遊び」

この稲もやはり格好いい。もっと、2mぐらいの帯でダイナミックに群植するべきだったと反省・・・

緑化フェアは9月16日からですが、サテライト会場の「道の駅滝山」ではすでにこの辺りの植栽は見ることができます。でも、ナチュラルガーデンは2019年の春に見てほしい!!

 

3年後の様子。

3年ほど前につくらせていただいたお客様のお庭へお伺い。ジャンクテイストの門柱やサイクルポートに対して、植物の成長も追い付いてきていました。(^^

これだけ素材に変化があると、緑のボリュームが出てきた方が圧倒的に良くなりますね!樹木は珍しく、「オリーブ」と「ナナミノキ」常緑ペアです。

コミュニティーガーデナーさん達と作るナチュラルガーデン

春から西武ドームの準備と同時進行ではちおうじ全国都市緑化フェアでのナチュラルガーデンの計画を進めてきていました。

場所は東京で唯一の道の駅、そして道の駅として日本一の売り上げを誇る道の駅滝山。

できることならアプローチは八王子市内で不要になったグレーチングとか、木製の電柱を使うとかサスティナブル+ナチュラルガーデンにしたかったけれど、結果的に八王子で伐採された丸太を大丈夫な方の防腐剤を注入して使用しました。

どれだけ持つか実験的だけど、この丸太のアプローチもリズムがなかなか面白いですね。

植物選びは、緑化フェアのイベントとしての側面からはわかりやすい「華やかさ」が求められていると感じながらも中途半端にならぬようナチュラルガーデンの美しさを求めることに徹しました。

次の次の春は美しさがはっきりわかる植栽になっていると思います。

いよいよ緑化フェアは9/15日からとなります。

フェアは待ち遠しいし、たのしみだけど。

回数を重ねてきたので色々人柄など知ることができたので、コミュニティーガーデナーさん達との別れは少し寂しい気持ちがします。

Labo Garden

ガーデンデザインを10年以上行ってきて、イネ科の植物は人気が出てきているけど、「稲」を使った庭って聞いたことがなかったです。

なので、今実験させていただく良い機会をいただきました。もちろん、簡単ではないし、あまり失敗が許されるケースではないのだけど、①たまたま田んぼアート用のきれいな稲がある。②農家の方に相談できる。という点があったので、やらせていただいております。

でも、やはり田んぼは、用水路が素晴らしいシステムになっていて、常に新しい水を入れることも出すこともできるんです。それに対してここは水の入れ替えが難しく、絶対量が少ないからすぐにあったまっちゃうんですね。生育の悪いところもあります。今回の結果はブログか何かでお伝えできればと思っています!

風が吹けば桶屋が儲かる

自分の勝手な予想だけど、今、うどんとか出前の店屋物業界は少しだけ伸びているのではないでしょうか?だって連日将棋の藤井さんが何を頼んだ、それはこんなメニューだってやっているじゃないですか?自分も「うわーキムチうどん食いてー」とかなりましたもん。

したい話は、塾の話なのですが、仙台にとても面白い塾があって、そこのWEB上にメゾン木陰というものがあって、ひょんなことから私もそこの住人になっていて、月に一度ひらめきのタネという雑談で短いコラムを書かせていただいております。

メゾン木陰のオーナー永井さんからコラムに対するアンサーをもらったり、なんか楽しんでいるのですが、藤井さんの活躍で、店屋物が売れるのを見ていると、永井さんの塾経営から世の中が良くなるかもって思いました。

塾って勉強や「知識」を教えるところかと思っていたけど、ここは生きる方法、楽しむ方法、思考方法を教えている場所です。しかも塾に通う年代ってちょうどそうゆう事考える時期だし学校の先生の言葉よりも塾の先生の言葉ってまた違う染み込み方するし。

なんせ、メゾン木陰っていう色々な世界で実際に働いている人たちのコラムを塾のWEBに費用もかけて載せようっていう発想はすごい事だと思います。もしかしたら考え方次第でどんな場所からも世界は良くできるのかもしれないって、思いました。自分もすでに考え方変えられている1人かもしれません(^.^)

http://clue-tegakari.com/

 

 

「桑の木と原風景の縮図」

全国都市緑化フェアサテライト会場となる、道の駅滝山さまへのガーデンづくりがいよいよ着工となりました。

以前の記事でこの地域の美しさを書いた事がありましたが、その美しさを市のシンボル的な桑の木と共に表現できたらと思っています。

期日が迫ってきても、様々な人や事情が絡む、「みんなのガーデン」なので、自分達のペースで進められないジレンマもありますが、今回は皆で考えて、作って、ボランティアさんと植える新鮮さもあります。

いいのができるといいなぁ。。。

たまにはちゃんと素材説明

枕木は「長持ちするか?」が一番気になるところだと思います。先日設置させていただいたのは「ケカトング」というハードウッドの枕木になります。

薬品等で長持ちするように処理してあるというわけでなく、素材の違いです。メーカーのデッキ材として主流だったウエスタンレッドシダー材(西洋檜とか呼ばれる)の比重が≒0.37(g/cm³)くらいに対して、このケカトングは比重が≒0.87(g/cm³)もう少しで水に沈む!ちなみにハードウッドの中でもアイアンウッドと呼ばれるウリン材は1(g/cm³)を少し越えるくらい。

価格は普通の枕木より少しだけ高いくらいでウリンの半額以下。コストパフォーマンスに優れた材です。今後品薄になるか値上がりするかしてしまいそうな気はします。先日のアプローチでも使わせていただきましたが、ケカトングはかなりいいと思いますよ。

写真の樹木は「ジューンベリー」花・実・自然樹形と楽しめて自家受粉(1本で実がなる)もポイントの木ですね。

この「枕木」「芝」「綺麗な樹木」のシンプル構成は多くの方に好感持たれるナチュラルテイストで、コスパも良いつくりかもしれません。シンプルはそれだけに、どんな樹木か?どんな素材か?など良いもの集めるのがポイントになりそうです。

シンプルで美しい家具選び

程よいサイズのシンプルなお庭

昨年作らせていただいた程よいサイズのお庭。凄くシンプルなつくりならではのこだわりで、デッキフレームもパーゴラもブリキだったり、植栽もシンプルだけど、ニシキシダ等細かく合わせてレアな組み合わせも植えています。

インテリアから素敵なお客様でしたが、庭用のファニチャーをこだわって探してくれました。なんと、日本になくて海外から個人輸入をしてくれたそう!実は見せてもらいに伺った際に、見た瞬間鳥肌が立ちました。(本当に)

なんと、アオダモの幹と調和させた色選び!

ファニチャーのカラーをアオダモの幹とリンクさせているのです。癒しの空間は”調和の美”が大切ですね。^^ 夜にスパークリングワイン呑みたい空間です。

とっさの水栓柱

既存の水栓柱がプラスチックだから・・・作った全体の雰囲気に合わなくて変えたい。コストも抑えたいって時にフェンスと合わせた木材で、フェンスの端材でカバーを作るのは良いですね。水栓柱ごと取り替えるわけではないので、大掛かりな水道工事もいらないし。先月末か、今月頭?最近イベントなど多くて記憶が怪しい。に作らせていただいたお庭より。

アトリエ朴では個人邸のお庭のご相談をお待ちしております。ちなみに今作りたいのは小さなつくりこみガーデンと、大きなナチュラルガーデン。小さいお庭は世界観がつくりやすいのが魅力で、大きなナチュラルガーデンは植物のポテンシャルを引き出しやすいのが魅力!もちろん中くらいのお庭のご依頼もお待ちしております。

ミッション

プロジェクターの前に立つな。ホラーチックだ。そろそろ慣れろ!(自分への心の声)

秋に行われる全国都市緑化はちおうじフェア。公園や花壇のような形あるものだけをレガシーとするのではなく、花や緑を想う人、「心」ををレガシーとしよう!という試みで、サテライト会場の修景はボランティアへ応募してくださった方々と、知識を共有しながら行います。

一昨日はそのコミュニティガーデナーの方々へ植物知識を深める講習会を行ってきました。これから数回行っていき、本番の植栽に向けて皆で頑張ります!

会場は日本一売れると言われる「道の駅八王子滝山」、私たちのミッションはここを訪れる多くの方に、修景によってこの地の美しさと、花や緑、自然の良さに関心をもってもらう事だと思っています。

初回は自己紹介からはじめましたが、経験豊富な方、気持ちの強い方、明るい空気を作ってくれる方、それぞれとても心強いチームでした!

自分は相変わらず慣れていないから、プロジェクターの前に出まくりで、ホラーチックだし、スライド見えなくなりまくりです(^^;)

カメラマンさんの「眼」

ローブリッターを絡げる予定だからもう少し白くしたいなぁ・・

現在進行中の仕事のひとつに「カメラマンさんの庭」があります。カメラマンさんといっても、なんと庭や植物の写真を手掛けるカメラマン。おそらく皆様の本棚にある園芸誌、ガーデン誌の中にこの方の撮られた写真が多々あることかと思います。

お昼をご一緒させていただいたりしている際にとってもためになる話も伺えました。その一つとして、カメラと眼と人の脳の仕組み。人は視覚に入った物を全て見ているわけではなく、眼に写っていても脳は見たいものだけ見ているそうです。でも、カメラは正直で写るもの全てを公平に写します。なので、このカメラマンさんは庭に行くとまずファインダー越しに色々な角度からどんどん撮ってみるそうです。そうすると、庭は公平なカメラの眼でどんどん丸裸にされていきます。その中で、魅力的なシーン、角度、寄り方など含めてその庭の美しい写真の撮り方が見えてくるようです。

ブリキ風トレリスはニューアイテムです^^

著名なガーデナーさん達とも一緒になってカメラの眼にも応えるシーンを想像しながら進めています。なので、ちょっとした瞬間の会話がとても勉強になる現場です^^

第34回全国都市緑化はちおうじフェア

2017年9月16日より、10月15日まで、はちおうじにて全国都市緑化フェアが開催されます。
メイン会場は富士森公園を予定していますが、はちおうじでは6か所のサテライト会場と合わせての開催です。
今回、修景アドバイザーという形で打ち合わせから関わらせていただいております。

北部地区のサテライト会場をご案内いただきましたが、お世辞抜きに感動しました。
もちろん、まだ先の話しなので、フェアに関することはまだ何も行っていません。
地域の「素」の状態に感動です。

この地域には、滝山城跡があり、戦国時代より文化財として守られています。実は今、事務所として借りている場所も、戦国時代の河越夜戦にゆかりがあり、この滝山城の城主、大石定重も、河越夜戦以降に北条氏の軍門に下るという関係がありそうです。

最近相続税の問題もあり、大木のあった土地がどんどん木が切られて売られていくように感じます。そんな中、こうゆう文化財やは残るので、貴重ですよね。ここは、行ったらわかる素晴らしい場所です。

第34回全国都市緑化はちおうじフェア »